三宅秀道「新しい市場のつくりかた」
新しい市場を作るという行為は、単にモノを作って売ると言うのではなく、新しいライフスタイルや文化を創造することである、と言うのが一貫した著者の主張。
なかなか難しいことを、と思ってしまうが、例えば、今の自分の生活を省みた時に、「まあ仕方ない」と渋々受け入れているモノ。そこにヒントが隠れている気もする。
ショウペンハウエル「読書について」
悪書は読まぬこと、と言われても読んでみないと分からない。まずは少し売れてるからと言って、安易に手を出さぬこと。
量より質。一冊一冊、自分の頭を使って考えながら、本を読もう!
- 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1983/07
- メディア: 文庫
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ウイリアム・シェイクスピア「リア王」
アーネスト・ヘミングウェイ「老人と海」
ヘミングウェイの何が好きって、あの「草食男子?去勢されて死ね!」的な雰囲気が割と好きだ。北方謙三と重なって見えるかも。
昔は、あまり意識しなかった台詞だけど、40になって読み返すと、なんか感慨深い。
「まあ、負けてしまえば気楽なものだ。こんなに気楽だとは思わなかった。さて、何に負けたのか」
ロバート・B・チャルディーニ「影響力の正体」
今回、「影響力の武器」から「影響力の正体」に改題されたのは時代の流れか。消費者を欺こうとすれば見破られて炎上。それでも、次から次へと現れるグレーな商法に立ち向かうための本。
中勘助「銀の匙」
最近、こんなにピュアで甘酸っぱい思いをすることはなくなったなあ。
取り合えず、人の恋路を邪魔する奴は馬にでも蹴られちまえ!
メアリー・シェリー「フランケンシュタイン」
全編通して登場人物の語りによるものなので、冗長的に感じる部分もあるけど、一方で生々しさも感じる。あと臨場感も。
「疎外が邪悪を生み出す」というのは現代にも繋がる話で、こうやって「悪」が生まれると思うと、何か切ない物語である。
- 作者: メアリーシェリー,Mary Shelley,小林章夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/10/13
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