イタリアに行ってきた話。
「僕はビールが飲みたいんじゃない。ただサバが食べたいだけなんだ!」
こんにちは、ひこです。
先日、『はねむーん』なる目的でイタリアに7泊8日の旅行に行ってまいりました。
これがまた、恥ずかしながら、ワタクシ人生初の海外ですよ、今までの鎖国人生に終止符が打たれたというか、もうね、平成の黒船来航なわけです。
そんな感想をどっから話せばいいんだと悩んでるうちにあゝ無情、時は過ぎて少しずつ記憶が曖昧になりつつあるのですが、『グラッチェ』と『チャオ』さえ使いこなせれば生きてけるんじゃないか、と無駄な自信が芽生えました、ああラテンの国イタリア。あとは適当に『バロテリ!バロテリ!』と連呼しておけば喜んでもらえます、割とマジで。
まずワールドカップ期間中ということでカルチョの国は大変盛り上がっていました。到着初日の夜、イタリアは初戦でイングランドを破り、一方、日本はコートジボワールに逆転負け。翌朝のニュースは「バロテリ、バロテリ、十年に一度の異常気象」というくらいに盛り上がっていた様子。ACミランの公式ショップに寄った際には「まあ気を落とすな、ジャポネーゼ」とばかりに店員さんが上から目線で優しく慰めてくれましたが、なんだよ、お前らも結局グループリーグ敗退じゃないか!
今回の旅はミラノ→ヴェローナ→ヴェネツィア→フィレンツェ→オルビエート→ローマ・バチカン→ナポリ(カプリ島)→ローマと北から南へ縦断、ほぼ弾丸バスツアーの様相。毎回、翌朝のモーニングコールと出発の時間を告げられるのがツアー客の間では『死刑宣告タイム』と呼ばれていたのは内緒の話。一日当たり平均4時間はバスという名の棺桶の中に居たと思います。
個人的に良かったところ3つ挙げろと言われると、ヴェネツィアのゴンドラ、オルビエートの街並み、ミラノのドゥーモといった辺りでしょうか。だいたい、オルビエート、なんなんだよ、オルビエート。今まで聞いたこともない地名だったのに中世風の街並み、一気に好きになっちゃたじゃないか。
その他にも見どころ満載でしたよ。やたら高いところが多かったのがアレでナニですが。
それから各種パスタはもちろん、カツレツやステーキ、、、食べ物も美味しかったです。いつかこんな料理を人に振る舞えたらと思いつつもペペロンあたりで手を打たせてください。
まあこんな感じで見るもの、食べるものすべてが新鮮でしたが、真っ当な水が飲めない、トイレが少ない、有料トイレなのに壊れてるのには難儀しました。そうそうイタリア人のラテン気質は、時間にルーズだから気をつけろみたいなことは言われてましたが、思ったよりキチンとしてた感じでした。30分遅れが俺様ルールな某氏より余程守っていたぜ。
ここで唐突に一句。
「波高し 青の洞窟 入れない」
そんなこんなで日本に帰ってきたらご多分に漏れず日本食が恋しく、成田でのランチでは牛丼を頼んだものの、これがまた、そのまあ一言でいうと「残念」な感じで、こんな締めくくりで良いのか悩んだ結果、成田山にも行ってきました。
最後にどうしてイタリアに決めたのか。
うーん、なんとなく?
こんな感じですが、とても楽しい8日間でした。また海外に行ってきたいものです♪
それでは、また。