2017-05-21 早見俊「うつけ世に立つ」 歴読! 読書 読書会 僕が生まれ育った岐阜の街を描いた作品。とは言っても450年前のお話だけど。 織田信長の文化人としての側面として、落語の祖とも言われる安楽庵策伝や鵜匠たちとの交流を描いており、今までの作品とは違う信長像が新鮮。 また、残酷にも見える行為の裏で思い悩みながらも信念に向かって突き進む姿、これこそ岐阜市民が待ち望んでいた織田信長の物語なのではないだろうか。 少々、興奮気味に書いてしまったが、信長と言えばただ怖い人とか、革命児といった従来のイメージしかない方にも是非読んでもらいたい一冊。 うつけ世に立つ: 岐阜信長譜 (文芸書) 作者: 早見俊 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2016/09/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る