魚編に虎と書いて鯱と読む!!

名古屋で読書会サークルを主催しています。読書の話を中心に徒然と書きます。グランパスが大好き。本職は公認情報システム監査人やってます。

藤沢周平「秘太刀馬の骨」

もうタイトルからして、なんか根拠は無いけど凄そうなんですが、とにかく暴れ回る銀次郎(ノット主人公)に圧倒されっ放し。同じ藤沢作品「蟬しぐれ」のストイックな文四郎とは大違い。
ドラマでは同じ内野聖陽が演じてるとはとても思えない(笑)。結局のところ、最後に現れた真犯人は誰だったのか。
「動の司馬、静の藤沢」と言われるだけあって、美しい情緒感に溢れながらも、サスペンス要素もあり、読み終えるまで結末が楽しみな一冊。

 

秘太刀馬の骨 (文春文庫)

秘太刀馬の骨 (文春文庫)