2017-07-10 「伊勢物語」 歴読! 読書 読書会 古典 文学 色好み、今でいえばプレーボーイとかスケコマシの鑑かと思ったのは、恋心を抱かない相手にも優しくできる姿。等しく心を砕くって、なかなか出来ないけど、だからこそ、そんな「男」がモテるのね。そんな彼でも藤原高子との逃避行失敗は辛い思い出なんだろう。自分が心から愛した女性と、すんでのところで引き離されるなんて、とても耐え切れない。訳者(川上弘美)のあとがきではないが、たった31音に恋愛のアレコレを詰め込むって本当に素晴らしいし、それこそが和歌の魅力なのかも。 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集03) 作者: 森見登美彦,川上弘美,中島京子,堀江敏幸,江國香織 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/01/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (12件) を見る