「太平記」
平家物語よりも軍記物としてはドロドロしていて、血生臭いけど、そこに人間の欲望を感じ取ることができる。
まさかのオカルト展開が混じっていて、困惑しつつも、悪霊や鬼の存在が信じられている時代なので、書いた人からすると当然のことかもしれない。
太平記については、やっぱり北方謙三の南北朝シリーズと合わせて読むのが一番!漢たちの熱い生き様が心の奥深いところまに押し寄せてくる。
太平記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫)
- 作者: 武田友宏
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川学芸出版
- 発売日: 2012/11/05
- メディア: Kindle版
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