魚編に虎と書いて鯱と読む!!

名古屋で読書会サークルを主催しています。読書の話を中心に徒然と書きます。グランパスが大好き。本職は公認情報システム監査人やってます。

田坂広志「知性を磨く」

「なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか?」というグサッと刺さる言葉から始まった本書だけど、それは知識の量を増やすという教育の中でのエリートだからに過ぎない。
本当の知性とは「答えの無い」問いを問い続ける能力であり、一見、そこには意味がないようにも思える。しかし、実際には「問い続ける」というプロセスを繰り返すことで「知性」は深まっていく。
また、その深まった「知性」は自分の中に貯め込むのではなく、誰かのために役立ってこそ、本当の意味がある。

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代 (光文社新書)