魚編に虎と書いて鯱と読む!!

名古屋で読書会サークルを主催しています。読書の話を中心に徒然と書きます。グランパスが大好き。本職は公認情報システム監査人やってます。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

中上健次「鳳仙花」

紀州サーガの所謂エピソード0に当たる物語。「路地」に生きる人の業というか、ドロっとしてるか、ヌメヌメするような感触を受ける。読み手を選ぶ物語かもね。 中上健次 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集23) 作者: 中上健次 出版社/メーカー: 河出書房新社 発…

「古事記」

古事記って読み手によって、歴史書にも文学にも政治史にも芸術にも成り得る読み物だから面白い。この池澤夏樹版は注釈の量も多く中身も濃厚。視線の上下運動が大変(笑)。 古事記 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集01) 作者: 池澤夏樹 出版社/メーカー: 河出書…