P.F.ドラッカー「プロフェッショナルの条件」
まずは成果を期待しえなくなった不要なものを如何にして切り捨て、過去と訣別するか。
そして、次に自分の「強み」を見つけねば。
ただし、自分の強みを活かすことも大切だけど、上司の強みを活かすことも大切。
今の組織の中で何ができるのか、そんなことも考えないといけないかな。
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
- 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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恩田陸「蜜蜂と遠雷」
かつて天才少女と呼ばれながらも姿を消した女子大生(ただし、天然)、その天才少女との出逢いが才能を開花させた王子様キャラの幼馴染(ただし、天然)、規格外のファンタジスタ(ただし、天然)の3人。
それぞれの才能に刺激を受け、コンクール中も進化し続ける姿がスポーツにも通じる爽やかさもあって、読後感が心地よい。まあ、結局のところ、天然最強というお話。
それはさて置いて、もう一人、そんな天才たちとは違う普通の人が努力の末、同じ舞台に立つ姿も泣かせる。普通の人の何が悪い。
まあ、ここまで書いておいてアレですが、僕の一押しキャラクターは奏ちゃんです。面倒見も気立ても良くて、良い娘さんじゃないか!
E.H.カー「歴史とは何か」
「歴史とは何か」というより「歴史家とは何か」。我々が目にする「歴史」をどのようにまとめているかが描かれている気がした。歴史家は、ただ事実を列挙するのではなく、判断を持って取り上げなければならない。
なぜ、人々は歴史が好きなのか、歴史を振り返ることが好きなのだろうか。それは人類の進歩の道すじだからだろうか。過去が未来を教えてくれるヒントになるからだろうか。
歴史を知る上では、書いた人が、なぜ、この事実を取り上げようとしたのか、また、どんな考えで書こうとしたかを見極めようとすると、面白いのかもしれない。案外、司馬遼太郎が人気な理由もそんなところかもしれない。
- 作者: E.H.カー,E.H. Carr,清水幾太郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1962/03/20
- メディア: 新書
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曲亭馬琴「南総里見八犬伝」
これだけ男子の少年心をくすぐる作品は古今東西探しても数少ないだろう。分かりやすいくらい、悪者が痛い目に遭い、正しい者が報われる。単純な構図だけど、疲れてる時には心地よい。しかし、信乃の元・主人公っぷりが哀しい。すべて親兵衛に持ってかれたね。
南総里見八犬伝 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典<ビギナーズ・クラシックス 日本の古典> (角川ソフィア文庫)
- 作者: 曲亭馬琴
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川学芸出版
- 発売日: 2012/11/05
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