泉鏡花「春昼・春昼後刻」
泉鏡花の作品の美しさは色彩の艶やかさと幻想的な世界観にあると思う。前者に圧倒され、後者で頭の中がボンヤリとした中で読み進むから、妖かしの世界に足を踏み入れたような気になってしまう。
しかし、言い換えると、ストーリーはそんなに大したこともない気が。ボンヤリとした頭で読んでるから、何か妖かしの物に騙されているような不思議な感じ。
獅子舞の少年が何故死ななければいけなかったのか?どこか辻褄が合わないし、理解できない。みをに殉じたのか、それとも、とばっちり?
春昼(しゅんちゅう);春昼後刻(しゅんちゅうごこく) (岩波文庫)
- 作者: 泉鏡花
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1987/04/16
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (25件) を見る