スティーブン・ミルハウザー「三つの小さな王国」
3作品ともに言えるのだが、妻を寝取られる夫ばかりで屈辱的だよなあ。これは作者の経験かと思って調べてみたら、本当にそうだった。
一番最初が「屋根裏の冒険」で始まってワクワクしてたら、なんか現実に戻されて、しかも暗い話になっていき、最後には皆死んでしまうという、このヤラレタ感。
エドマンド・ムーラッシュをGoogleで調べた後の悔しさと言ったら。細部までこだわって描かれているのには感心せざるを得ない。
- 作者: スティーヴンミルハウザー,Steven Millhauser,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2001/07
- メディア: 新書
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