魚編に虎と書いて鯱と読む!!

名古屋で読書会サークルを主催しています。読書の話を中心に徒然と書きます。グランパスが大好き。本職は公認情報システム監査人やってます。

スティーブン・ミルハウザー「三つの小さな王国」

3作品ともに言えるのだが、妻を寝取られる夫ばかりで屈辱的だよなあ。これは作者の経験かと思って調べてみたら、本当にそうだった。
一番最初が「屋根裏の冒険」で始まってワクワクしてたら、なんか現実に戻されて、しかも暗い話になっていき、最後には皆死んでしまうという、このヤラレタ感。
エドマンド・ムーラッシュをGoogleで調べた後の悔しさと言ったら。細部までこだわって描かれているのには感心せざるを得ない。

 

三つの小さな王国 (白水uブックス―海外小説の誘惑)

三つの小さな王国 (白水uブックス―海外小説の誘惑)