ガルシア・マルケス「百年の孤独」
読み終えて最初に思ったこと。「なんなのだ、これは?」
『この一族の最初の者は樹につながれ、最後の者は蟻のむさぼるところとなる』メルキアデスが百年前に予言していた通り、元の落ち着くべき場所に落ち着いた一族。
「一方通行」の愛しか知らない一族の物語。唯一、家族と愛情で結び付けようとしていたウルスラだって、強制的な愛を押し付けようとしていただけでは?
結局のところ、諸行無常。
百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 25人 クリック: 269回
- この商品を含むブログ (278件) を見る