吉川英治「平の将門」
平将門というと平安時代にそぐわないクーデターを起こした、荒々しく「武神」のようなイメージが強いけど、この作品ではもっと人間臭く、みんなの「お兄ちゃん」という感じ。
周りに流されすぎというか、弟たちの心配もいいけど、自分の心配もしろよ。というか母性本能をくすぐるタイプなのか?
印象的だったのは、貞盛の妻を逃すシーン。色々と葛藤があっただろうに、その胸中を思うと、とても切ない。
平将門というと平安時代にそぐわないクーデターを起こした、荒々しく「武神」のようなイメージが強いけど、この作品ではもっと人間臭く、みんなの「お兄ちゃん」という感じ。
周りに流されすぎというか、弟たちの心配もいいけど、自分の心配もしろよ。というか母性本能をくすぐるタイプなのか?
印象的だったのは、貞盛の妻を逃すシーン。色々と葛藤があっただろうに、その胸中を思うと、とても切ない。