2017-07-23 伊東潤「天地雷動」 歴読! 読書 読書会 古典 長篠の戦いを武田勝頼、徳川家康、羽柴秀吉3者の視点から描くことで、それぞれの立場、戦わざるを得ない理由が鮮明になる。そして、もう一人の主人公といっても良い宮下帯刀の存在が、物語に深みを与えているのではないか。名もなき侍大将の必死に生きる姿は、3人の武将とは立場が違えど、どこか似通ったものがある。続編「武田家滅亡」では、この4人の運命がどう転ぶのか、続きを読んでみたい。 天地雷動 (角川文庫) 作者: 伊東潤 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/10/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る