魚編に虎と書いて鯱と読む!!

名古屋で読書会サークルを主催しています。読書の話を中心に徒然と書きます。グランパスが大好き。本職は公認情報システム監査人やってます。

北方謙三「黒龍の柩」

大河「新選組!」を見たあとの僕にとって、新選組を扱った作品の評価基準は山南敬助という人物をどう扱っているか。
そうした時に最高評価を上げざるを得ないのが、この北方謙三「黒龍の柩」。上巻での土方と山南の熱い友情、そして山南敬助の死に様の描き方が最高。山本耕史堺雅人で脳内妄想してバッチリ。
下巻はとんでもなく壮大な計画になるけど、いいじゃないか、漢の描く夢。叶わぬと分かっていても、運命に抗う漢たちの姿はまさにハードボイルド。流石は北方御大!

 

黒龍の柩 (下) (幻冬舎文庫)

黒龍の柩 (下) (幻冬舎文庫)

 
黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)

黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)