魚編に虎と書いて鯱と読む!!

名古屋で読書会サークルを主催しています。読書の話を中心に徒然と書きます。グランパスが大好き。本職は公認情報システム監査人やってます。

北方謙三「三国志(一)」

壮大な物語の幕が切って落とされた。冒頭、劉備が「男には、命を捨てても守らなければならないものがある。それが信義だ、と私は思っている」と語る。
うん、今までに読んできた三国志とは全く違う。そう、これはハードボイルドな世界に生きる漢たちのドラマなのだ。
この先の史実は既に知っている。しかし、まだ知らない物語が、ここから始まろうとしている。そんなワクワク感に満ち溢れた、最初の一冊。

 

三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)

三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)