魚編に虎と書いて鯱と読む!!

名古屋で読書会サークルを主催しています。読書の話を中心に徒然と書きます。グランパスが大好き。本職は公認情報システム監査人やってます。

北方謙三「三国志(四)」

まだまだ耐える季節の続く劉備陣営。そんな中、癒し系マスコットの王安が登場。そんな王安を厳しく鍛えながらも、父親のような優しさ(?)で見守る張飛乱暴者のイメージが強い張飛だけど、北方三国志では強さだけでなく、優しさを兼ね備えた、そんなハードボイルド色が、最も強い。
一方、北ではキング・オブ・噛ませ犬こと袁紹が、曹操と激突。本人も噛ませ犬なら、息子や重臣たちも才能の無駄遣いというか、なんというか。攻城部隊の裏切りが象徴的。

 

三国志〈4の巻〉列肆の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

三国志〈4の巻〉列肆の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)