北方謙三「三国志(五)」
また一人、地味ではあるけど、恩人のためなら、命を捨てることも躊躇わない漢、伊籍が登場。彼もまた武人ではないといえ、その心意気はまさしく武士。そんな伊籍が張飛とお互いを認め合うというのも理解できる。
張飛といえば、この巻では、『運命の人』董香と出逢い、所帯を持つことになるが、これが実に微笑ましい。招揺を巡っての一幕は、読んでるこっちが気恥ずかしくなる。天下の豪傑とは思えぬ純情さ。
また一人、地味ではあるけど、恩人のためなら、命を捨てることも躊躇わない漢、伊籍が登場。彼もまた武人ではないといえ、その心意気はまさしく武士。そんな伊籍が張飛とお互いを認め合うというのも理解できる。
張飛といえば、この巻では、『運命の人』董香と出逢い、所帯を持つことになるが、これが実に微笑ましい。招揺を巡っての一幕は、読んでるこっちが気恥ずかしくなる。天下の豪傑とは思えぬ純情さ。